毛髪分析について

大阪大学発ベンチャーであるミルイオン社の研究成果によって得られた信頼性の高いデータを提供しています。

本サービスは毛髪の検査やAGAなどのサービスとは異なり、生活習慣病リスク(高脂肪リスク・高血糖リスク)を可視化する特許技術です。

ご存じですか? 今までは生活習慣病リスクの「変化」を
分析する技術がありませんでした。

「過去から現在」のリスクを1度に判定する技術がなかった...

そこで着目したのが「毛髪」。
そこで着目したのが「毛髪」。
実は毛髪には「過去から現在」までの
「変化」が記録されているのです。

毛髪の成長は1カ月に1㎝。つまり毛根から1㎝を分析すれば現在から1カ月前の体内成分の変化が、3㎝の分析で3カ月前から現在まで変化がわかります。

※尿酸分析サービスは現在開発中となります。

特許取得!生活習慣病リスクを毛髪で判定することが可能になりました。

「脂肪」「糖」「尿酸」を現在から過去にさかのぼって分析することが可能になりました。wellreco(ウェルレコ)では、定期的に毛髪を分析することで、自分自身の目で確認しづらい「生活習慣病リスク」を簡単に把握することができます。効率的に健康を維持しながら、過去から現在に至るまでの変化を継続的にチェック!ぜひお試し下さい。

※毛髪分析は健康診断に代わるものではありません。中性脂肪、血糖値、尿酸値の状態からリスク傾向を見るもので、体全体の健康状態を診断するものではなく医療行為には該当しません

特許取得!

新間准教授が開発した毛髪分析については「毛髪に含まれる複数成分の情報を得る技術」として特許を取得しております。
(特許公開番号WO/2022/064819)

特許申請中!

「毛髪から生活習慣病リスクを分析した結果を元に、顧客に健康サービスを提供する」というビジネスモデル特許を申請中。

大阪大学准教授と島津製作所が共同開発
イメージング質量顕微鏡「iMScope」

「質量分析イメージング」とは分子の質量を測り、どこにどれぐらいの成分が分布しているかを可視化する分析技術。2002年にノーベル化学賞を受賞した、MALDI法と呼ばれる技術を応用した分析方法です。
この精緻な分析技術を、大阪大学大学院の新間准教授と100年以上続く日本の理系老舗企業、島津製作所が共同開発したイメージング質量顕微鏡「iMScope」が実現。毛髪に含まれる成分を見える化できる先端技術です。

analysis flow

分析の流れ

  • 毛髪を削り
    毛髄を露出させる

    専用器具で毛髪をスライス、キューティクルを取り除き、毛髄を露出させます。

  • 「iMScope」で
    読み取る

    iMScopeで毛髄を読み取り、脂、糖がどの部分に分布しているかを可視化します。

  • 生活習慣病リスクを分析

    毛髪送付から約1~2週間で、マイページに結果が反映されます。

comparison

血液検査との比較

データの安定性

毛髪の中心部はキューティクルで守られており非常に安定的。気温や湿度に左右されません。また分析直前の食事等にも影響されないため、毛髪は血液に比べ、正確な情報を取得できます。

経時変化がわかる

血液は採取時の情報しか得られません。毛髪は毎日伸びる過程で過去の体内データの経時的な変化情報が記録されています。その変化を捉える技術が「質量分析イメージング」です。

手軽・簡単

自宅で3本の毛髪を採取して送るだけ。取り扱いに気を遣う必要もなく、とても手軽。また忙しい合間に医療機関に出向く必要はなく、採取する時間帯も問いません。

痛みがない

毛髪を3本切るだけなので一切痛みがありません。血液検査の「体に針を刺す」という苦痛から解放されるのはもちろん、尿検査のような煩わしさもありません。

message

新間准教授からのメッセージ

大阪大学大学院工学研究科准教授

株式会社ミルイオン 最高技術責任者
新間秀一

プロフィール
1978年埼玉県生まれ。2001年から筑波大学修士課程においてスイスの「欧州原子核研究機構(CERN)」に在籍。2007年総合研究大学院大学修了。日本学術振興会特別研究員、大阪大学特任研究員、 国立がん研究センター研究員等を経て現職。見えないものを見える化する「質量分析イメージング」の日本での第一人者。

新間准教授の夢が詰まった研究室。忙しいため整理整頓が追いつかないのが悩みの種

健康を守ることは意外に難しい

「毛髪分析技術」にご興味をいただき本当にありがとうございます。この技術が、皆様のお役に立てていただければこれ以上の喜びはありません。

かくいう私も今年45歳(取材時)。実は、健康は気にしています。年齢的にも生活習慣の改善、特に食事に気をつけたり、運動習慣は大切だと思います。でも、仕事で疲れたり付き合いがあったり、家庭の用事や趣味など本当にいろんなことがあり、健康維持のための時間は取れません。そうなると生活習慣の改善は頭では分かっていても続かないのが普通です。こう言い切るのも私自身がそうだからです(笑)。

新間准教授によるデモ分析。毛髪の断面を露出させ、分析装置「iMScope」にかける

世の中の不満を解消する「毛髪分析」

こんな話、医者が言ってはまずいですが、幸い私の研究分野は「工学」です。酒もラーメンも大好きで、健康第一の模範的な生活はしていません。むしろ面倒な事はできるだけ避けたい、ラクをしたい。そんなものです。でも、普段は気にしていませんが、健康への不安が付きまとう年齢でもあります。そんな不安を簡単に解消できたらそれに越したことはありませんが、健康診断の数値はなかなか改善しない。それが不満として積み重なってしまう。

実はそんな不満を解消するのが「工学」だと思います。私が所属している研究室の教授がいつも言うんですが、工学はサービスサイエンスだと。技術を作ってそれで終わりじゃなくて、それをきちんと社会実装して、社会に役立つところまでが研究なんだよ、って言われる。その意味で、今僕の研究している「毛髪分析技術」は健康不安や不満を解消するためのサービス設計だと思っています。

毛髪に含まれる成分を映像化したデモ画面

より簡単に正確に

毛髪には、今はもちろん、過去の健康状態も、映画フィルムのように記録されています。だから年に1回の健康診断よりも細かく自分の健康状態が把握できます。また血液や尿検査は、採取したタイミングで数値が左右されますが、毛髪には、普段の健康状態が記録されていますし、過去に遡って今までの健康状態の変化を、より正確に把握できます。変化がわかると「未病」の状態を「未病」のままに抑えることができると思うんです。だからそのソリューションとしてサプリメントが最適です。

毛髪分析の将来像を熱く語る新間准教授

ストレスを可視化する未来

もちろん「毛髪分析」の利用価値は「生活習慣病リスク」の可視化だけではありません。今まさに目指しているのは「ストレスの可視化」です。それはストレスが健康に及ぼす影響は実に大きく、その一方で因果関係がわからないこともたくさんあるからです。それを可視化する。すると、今まで思いもつかなかったようなトラブルの発見に役立つかもしれません。

その一例が子供たちのいじめ。いじめられている本人が「いじめられてるよ」なんてなかなか言い出せない。だから大人には見えません。でも髪の毛でストレス度を測ることで、その子の置かれた辛い気持ちを的確に把握できます。それに髪の毛なら、血液のように採取するときの痛みも、取り扱いに注意する必要もない。学校の健康診断で検体を集めることも簡単にできます。取り扱いが簡単だと、コストも抑えられて幅広く活用できます。

これから未来を背負う子供たちや、世の中に本当に役立つものを作りたい。これ以上のやりがいはありません。だから今はモチベーション高く研究できていますね。

今までにない全く新しい健康習慣を実現する糖脂ケアプログラム

日本初*のサービスを体験してください

話が少し逸れてしまいましたが、wellreco(ウェルレコ)糖脂ケアプログラムは、日本で初めての試みです。一人ひとりの普段の生活習慣改善をサポートできることで、日本の医療費問題にも少しは貢献できるのではないか、と思います。

それ以上に、今を支える人たちがいつまでも元気で生き生きとすごし、健康寿命を伸ばすことができます。手前味噌になるかもしれませんが、利用価値は非常に高いと考えています。

※毛髪のイメージング質量分析と機能性表示食品を組み合わせたサービスとして